診療情報管理士認定試験の免疫アレルギーと保険外併用療養費
診療情報管理士の認定試験でたまに1題出題される免疫とアレルギー、また保険外併用
療養費制度について情報を整理して覚え方をまとめておきますので参考にして下さい。
免疫とアレルギーの分類
免疫は抗原や抗体、免疫複合体、補体等の馴染みが薄い用語が最初に登場して、なんと
なく苦手意識を持ち易いトピックですが、難しい内容は出ないので負けないで下さい。
また疾患等の語句に対しては読み方や意味、病態、ICD-10のコードを調べて理解して
おく作業を忘れないで必ずやって下さい。受験勉強で習慣化して常に実行して下さい。
名称 | 媒介する抗体 | アレルギー反応の例 |
---|---|---|
Ⅰ型アレルギー(即時型) | IgE(免疫グロブリンE) | 6つ 気管支喘息・一部のじん麻疹・アナフィラキシーショック(全身性で重度な蜂毒アレルギーで死亡する可能性が有る)・アレルギー性鼻炎(花粉・ダニ等が抗原)・食物アレルギー(鶏卵・牛乳・小麦等が抗原)・アトピー性皮膚炎 |
Ⅱ型アレルギー(細胞傷害型) | IgG(免疫グロブリンG)・IgM(免疫グロブリンM) | 2つ 自己免疫性溶血性貧血・血液型不適合輸血 |
Ⅲ型アレルギー(免疫複合体型) | IgG(免疫グロブリンG)・IgM(免疫グロブリンM) | 3つ 糸球体腎炎・ループス腎炎・過敏性肺臓炎 |
Ⅳ型アレルギー(遅延型) | 感作T細胞(感作Tリンパ球) | 2つ 結核のツベルクリン反応・薬品に対する接触性皮膚炎 |
保険外併用療養費の制度
保険外併用療養費制度では例えば『時間外診療は評価療養である』等の選択肢に関して
正誤を判断する問題が出されます。個数が少ないので評価療養だけ覚えておいて、それ
以外は全て選定療養だと暗記しておけば簡単に乗り超えられます。患者申出療養は制度
の内容を知っておくだけで済むので評価療養と選定療養の判別にだけ注意して下さい。
制度 | 対象 |
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・先進医療(高度医療を含む) ・医薬品、医療機器、再生医療等製品の治験に係る診療 ・薬事法承認後で保険収載前の医薬品、医療機器、再生医療等製品の使用 ・薬価基準収載医薬品の適応外使用(用法・用量・効能・効果の一部変更の承認申請がなされたもの) ・保険適用医療機器、再生医療等製品の適応外使用(使用目的・効能・効果等の一部変更の承認申請がなされたもの) |
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患者申出療養(保険導入に向けて評価を行なうもの) | 困難な病気と闘う患者の申し出により、先進的な医療を迅速に受ける為の制度 |
・特別の療養環境(差額ベッド) ・歯科の金合金等、金属床総義歯 ・小児う蝕の指導管理 ・予約診療 ・時間外診療 ・大病院の初診、再診 ・180日以上の入院 ・制限回数を超える医療行為 ・水晶体の再建に用いる多焦点眼内レンズ |
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