診療情報管理士の認定試験を再受験する際に最初にすべきこと
診療情報管理士の認定試験は1年に1回2月上旬の日曜で、合格発表は3月下旬です。
『診療情報管理士の資格をどうしても諦められなくて、認定試験をもう一度受けたいの
ですが、再受験の準備としては何から始めるべきなのでしょうか?』と読者の方達から
ご相談を多数頂いています。そこで悔しさの中で再始動をする際の手順を説明します。
目次
認定試験の再受験を決心したら最初にすべきこと
診療情報管理士の認定試験はメールのみで合格発表されます。合格すると合否通知とは
別に認定登録の案内のメールが直後に届きます。民間資格ですが、1年に1回しかない
テストで落とされると当然悔しいし悲しいです。大学入試の試験みたいに後日に成績の
開示はできないですが、そこで『認定試験なんてもう受けない』と決めて撤退するなら
それはあなたの自由です。でも大抵は『あと少しだった(筈だ)からもう一度挑戦して
次回こそは合格したい!!』と再戦を判断する流れになります。そんな再挑戦を熱く胸に
決めた読者の方達を応援する為に受験勉強を再開するに当たってどのような準備をまず
すべきか?を解説しておきます。始動する時期はいつにすべき?の答えは今すぐです。
手順1 受験勉強で使用する教材を変更する
医療関係の国家試験の場合にはできるだけ最新の過去問題と模試問題に予想問題を利用
した方が良いです。しかし診療情報管理士の認定試験は過去問題や予想問題が存在せず
通教生の方達は『医療の資格』の模試問題を活用するしかないです。指定校生の方達は
学校で配布された模試問題や要点のまとめプリント等の教材を使用してきた訳ですが、
1~2年のズレなら特に新しい教本を購入する必要は無いです。但し、3年以上経って
いる場合は念の為に最新版の教材に変更しておいた方が無難です。認定試験の出題傾向
はそんなに急激に変化はしませんが、3年も過ぎればそれなりに変わってくる為です。
特に日本病院会様により公式テキストと練習問題が改訂された場合は注意して下さい。
参考までに診療情報管理士の認定試験の出題分野と出題基準は以下のように規定されて
います。因みに『診療情報管理Ⅱ』の冊子は認定試験の受験勉強で特に使わないです。
- 基礎分野
- 公式テキスト1(診療情報管理士テキスト 診療情報管理Ⅰ 基礎・医学編)
と『診療情報管理Ⅱ 基礎・医学・医療用語編』及び診療情報管理士教育練習
問題(基礎・医学編)を中心に出題する - 専門分野
- 公式テキスト2(診療情報管理士テキスト 診療情報管理Ⅲ 専門課程編)と
診療情報管理士教育練習問題(専門課程編)を中心に出題する
このように認定試験は基礎分野と専門分野で共に公式テキストと練習問題を中心に出題
されている為に、これらの内容が変更されたら出題傾向に影響が及ぶことになります。
手順2 合格できなかった敗因の分析をする
受験生の方達にとっては精神的に辛い作業になりますが、何故今回の認定試験で不合格
になったのか?を振り返って分析してみて下さい。そして思いついた事柄をできるだけ
細かく紙に書き出して下さい。どんなに些細なことでも構いません。参考までに、過去
に受験生の方達から体験記としてお寄せ頂いた不合格の原因の事例を示しておきます。
- 自宅にこもって受験勉強をずっとしてた
- 『医療の資格』の教材を持ってなかった
- 受験勉強の方法をそもそも知らなかった
- 2ヶ月前に勉強を始めて時間がなかった
- 直前期になっても士気が上がらなかった
- 風邪の為に試験当日に奮闘できなかった
- 知識量が少な過ぎて全く通用しなかった
- 模試問題を解く演習の量が足りなかった
- 基礎分野で難問が多くて通用しなかった
- 問題の解き方の作戦を準備してなかった
- 問題を解いていく順序を決めてなかった
- 時間配分の戦略を事前に決めてなかった
- 模試を全問通して解く練習をしなかった
- 過度に緊張して不注意なミスを連発した
- 問題が難し過ぎて途中で諦めてしまった
これらの他に敗因として思い浮かんだことがもしあったら是非編集部の担当者に教えて
頂きたいです。有意義なフィードバックとして今後のコンテンツの作成に活かしていき
ます。いつでもお気軽に率直なご意見をお寄せ頂きたいです。そして万一ご自身で解決
できないと思える要因があったら遠慮なくご相談をされてほしいです。力になります。
因みに上記の中で弊サイトの編集部の担当者が唯一共感(同情ではない)できるのは5
です。診療情報管理士は国家資格ではなくて『所詮は民間資格だから.. 』とかって意識
がどうしてもあって2ヶ月前になっても気持ちが熱くなれなかった思い出があります。
とは言え、そうであっても負ける訳にはいかないのでそれからは本気で戦いましたが。
大抵は例示の原因がいくつか複合して生じていた為に不幸にも不合格になってしまった
ケースが多いです。人は自身のことはなかなか客観的に観れず、分からないものです。
手順3 専用の方法論に従って計画を立てる
認定試験の再受験を決めたら、当サイトで配信しているコンテンツ(計画の立て方)を
参照して残り時間でどのように受験勉強を進捗させるのか?の計画をできるだけ具体的
に立てて下さい。落ちた後に再び前向きな気持ちを抱いて始動するのは心理的にとても
辛いことですが、そのような結果になったのは他の誰のせいでもなくて自己責任です。
手順4 受験勉強の作業を速やかに再開する
認定試験の再受験を決意して、その後『受験勉強は3~4ヶ月前になったら始めよう』
とかってやっつけ的な姿勢はやめて下さい。過去問題や会場での模試が無い為に、特に
通教生は自身の現在地がどこら辺なのか?が非常に分かりにくい事情があります。また
診療情報管理士の認定試験の受験勉強は時期の目処が立ちにくいです。○●の理由から
次は絶対に合格しなければいけないという背水の状況に自分を追い込んで徹底的に闘う
ことができなければ勝機は有りません。弊サイトのコンテンツをご覧頂けているという
ことは少なくとも診療情報管理士の認定試験の受験勉強のやり方で悩んだり、試行錯誤
をする必要は一切無いと言えます。無駄な作業を全くしないで済むようになれた幸運に
感謝して、すぐにでも始動して下さい。資格試験の受験勉強では診療情報管理士の認定
試験に限らず、宿題を後回しにしてギリギリにならないとやれないタイプは負けます。
受験勉強をする方法論で分からないことがあったらいつでもお気軽にご連絡を下さい。
勉強方法を伝えるサイトは『魚心あれば水心』の世界で、本気な人だけ相手にします。
