医療事務レセ認歯科の実技試験の解き方と解く順序に時間配分
診療報酬請求事務能力認定試験(歯科)の実技試験の受験勉強でレセプトの資料を完成
させて最終調整をしたら問題の解き方や解く順序、時間配分を決めないといけません。
既に歯科診療報酬明細書を1個20分弱で書けるようになっている実力を想定してますが
試験時間は180分で時間との戦いであり、最後に作戦を慎重に検討しておいて下さい。
実技試験で演習以外に最後にする準備
歯科の実技試験では入院は扱わず、外来のカルテからレセプトを書き起こす問題のみが
毎回3題ずつ出されます。ほぼ同じ程度の情報量の歯科診療録が3個用意されています。
病棟での入院が無くて外来のみで、医科より出題範囲が狭くて簡単ですが、カルテから
診療行為毎に点数を算定して正確に歯科診療報酬明細書を書く能力が求められてます。
実技試験の問題の具体的な解き方
3問ある実技試験に関する解き方は学科試験のようにデリケートに意識する必要は特に
無いです。内容が相互に似ていて難易度も大差無いので問1から順番に解いて下さい。
実技試験の問題を解いていく順序
実技試験の3問については解いていく順序も特に意識しないで大丈夫です。でも例えば
レセプトの資料に載ってなくて、過去問題の演習で見たことが無い、初見の算定項目が
出ている設問はとりあえず後回しにすべきです。既知の診療項目のみが書かれてる歯科
診療録から先に片づけて時間と気持ちにゆとりを得てから残りの問題に臨んで下さい。
試験開始になったら、まず実技試験の3題のカルテを眺めてみて、知らない加算項目が
書かれてなくていつも見てる言葉のみの設問から先に解くと安全で速く処理できます。
またこれはちょっとした工夫ですが、レセプトに書き込んで加算する項目が多いカルテ
では当然時間が長くかかりますので、少ない歯科診療録から解けば早く終えられます。
実技試験の問題の最適な時間配分
15回分で45問の過去問題を研究してきて実技試験の時間配分としては、できれば60分
で最初の1巡目を解いてしまって(レセプト1個当たり20分までが上限です)、その後
2巡目では1個について10分ずつかけて30分で全体を見直すくらいのペースが理想です。
万全の状態に仕上げてあれば、実技試験は自信をもって解答できる筈です。でも一方で
レセ認歯科の学科試験は調べないといけない文章が出て、回答に自信がもてなかったり
して得点が不安定になり易いです。その為、こちらの記事で解説しましたが、学科試験
用にどうしても90分は確保しておきたい事情があり、それで実技試験はできるだけ高速
で書き上げて片づけてしまって90分弱で済ませられたら上出来なスピードと言えます。
従って実技試験の受験勉強で過去問題の演習をする際に最終調整をする段階ではどんな
カルテが出題されたとしても20分かからずに書けるようにトレーニングをして下さい。