診療報酬請求事務能力認定試験(歯科)の受験勉強用の教材まとめ
診療報酬請求事務能力認定試験(歯科)(レセ認)で必要になる教材をこれまで具体的
に説明してきましたが、要る教材を一覧の形で分かり易くまとめて表示しておきます。
目次
歯科の資格の受験勉強で必要になる教材
結論から先に記載しますと、以下の教材と資料等が要りますので、ご自身の実務経験や
得点力等を考慮して準備して下さい。不要だと感じたら使わない選択も勿論アリです。
- 過去問題(最低10回分)
- 書籍版の診療報酬点数表
- WEB版の診療報酬点数早見表
- 歯科のレセプトに係る最強の参考書
- 療養担当規則(療担規則)
- 算定項目の意味と数値のまとめ資料
- 算定項目の計算方法をまとめた資料
- 演習用のレセプトの用紙30枚程度
- 傷病名及び略称のまとめのページ
過去問題(最低10回分)
過去問題は実技と学科の両方で最低でも7~8回分位は必要と考えられます。例えば5回
だと経年での出題傾向を具体的に把握するのにやはり不十分です。当方のように15回分
も分析してみると『毎年ちょっと新しい項目は出てくるけど大体は例年同じような内容
が出てるんだな』と分かってきます。それによってレセプトのオリジナル資料があれば
実技試験を解くのに大幅に時短できると思いついたりできました。人によって考え方や
視点等は当然異なるので色々な意見があるとは思いますが、参考にされてみて下さい。
診療報酬請求事務能力認定試験(歯科)の過去問題は国立国会図書館の遠隔複写サービス
しか入手できる方法が無くて、こちらの記事で手順を詳しく解説してるのでご覧下さい。
書籍版の診療報酬点数表
書籍版の診療報酬点数表は歯科では社会保険研究所様という出版社の他に候補は無くて
一択になります。メルカリ等で中古の歯科診療報酬点数表を買うと、算定項目の点数の
変更を膨大にやらないといけなくなります。特に歯科は材料価格を中心として3ヶ月毎
くらいのペースで診療点数がどんどん改正されます。資格試験の会場に持ち込む点数表
は年度版が発売されているので最新版を必ずお求め頂くことをオススメします。但し、
書籍版は最新の診療報酬点数表であっても2~3ヶ月ですぐに情報が古くなってしまい、
診療報酬請求事務能力認定試験(歯科)のテストの直前になったら、注意して所定項目
の点数の更新を忘れずにしておいて下さい。例えば令和5年7月16日(日)に実施される
58回の試験であれば実技試験の出題範囲として『法令等(点数表を含む)は令和5年4月
1日現在で施行されているものとします』と指示が出ていて、その内容に合せて下さい。
歯科の問題冊子は薬価基準抜粋と同じページに歯科レセプト(一般用)点数欄参考資料
があり、そこに記載されてる算定項目の点数は試験場で確認して書き込めば良いですが
載っていない項目が出題された場合には試験場に持ち込んだ診療報酬点数表等の資料で
調べて回答をするしかないです。従って点数表の内容の更新は絶対に必要な作業です。




WEB版の診療報酬点数早見表
WEB版の診療報酬点数早見表は書籍版より内容が少なくてコンパクトにはなりますが
表の形になっていて調べ易いです。使い慣れていれば本より早く調べられて便利です。
最新版は『社会保険歯科診療報酬点数早見表 令和○年』のキーワードで検索をかけて
掲載されてるサイトでダウンロードしてお使い下さい。必ず最新版を使用して下さい。
参考書
参考書は歯科で医療事務の実務経験が無くて、初歩からカルテやレセプトと診療点数の
扱いを学びたい初心者の方達には必須の教材で、年度版の最新版を必ずお求め下さい。




【注意】
『歯科診療報酬点数表』及び『事例で学ぶ 歯科レセプト 作成と点検』は出版元の株式
会社社会保険研究所様に確認したところ、令和5年(2023年)は改訂する予定が無く、
次の改訂は令和6年4月以降とのことでした。つまり2023年は新しい年度版がリリース
されなくて内容の変更点等はサイト上で公開される追補をご利用頂くことになります。
療養担当規則(療担規則)
療養担当規則は各条文が学科試験の選択肢としてそのまま出題される場合があり、その
意味では読み込んで覚えておくと効果的です。でもそんなことをするより過去問10回分
の選択肢の内容を覚えておく方がずっと得点力が上がります。法律の条文みたいな文章
を直接覚えることは苦痛を伴いますし、当サイトでは療担規則は不要と判断してます。
算定項目の意味と数値のまとめ資料
コンプリート版を公開すべきかどうか?を検討中です。他者が作成した資料だと分かり
づらいのもありますし、自分で調べて考えて理解しながらまとめる作業の過程が重要な
受験勉強のプロセスになります。従って、受験生さん達をあまり甘やかすべきではない
という結論に傾きつつあります。読者の皆さんはどのようにお考えになるでしょうか?
算定項目の計算方法をまとめた資料
2つのオリジナル資料は57回の歯科の試験を受験する際に当方が必要だと判断して直前
になって急いで作成しました。従って両方共完成はしていて、実際の資格試験で威力を
発揮してくれて合格できた訳ですが、読者の方達に対してそれを提供すべきかどうか?
で迷いが生じて悩んでます。読者の皆さんはどのようにお考えになられるでしょうか?
演習用のレセプトの用紙(約30枚)
実技試験の演習をする際にはレセプトの用紙が必要になります。下記のサイトで『診療
報酬明細書(歯科併用)』のところをクリックして最新版をダウンロードして下さい。
ダウンロードをしたら、ネットプリントのサービス等を利用して印刷して、それを30枚
コピーして、実技試験の過去問題の演習(10回分で30問)をする時に使用して下さい。
傷病名及び略称の一覧まとめページ
実技試験ではレセプト中に傷病名等の略称がよく出てきます。その意味が分かるように
参考書のP15~17をコピーしてファイルして何度も見返して覚えるようにしてました。
例えば歯科で医療事務の実務経験がある方達は略称に慣れていて、これはニーズが無い
かもですが、当方は初心者で、用語とその略称に慣れておく必要があると考えました。
実技試験の過去問題を15回分演習してみて、よく出てる傷病名等とその略称は意識して
覚えるべきと考えて、略称の右に赤丸をつけて繰り返し見て暗記するようにしました。
但しこちらの記事でも説明しましたが、いくら重要そうな傷病名等であっても、それら
を単語カードに全て書き起こして暗記するような所為は無駄が多いのでやめて下さい。
