診療情報管理士の認定試験の受験勉強で専門課程6章の暗記項目
『医療の資格』の一問一答の問題集の専門分野の6章で調べてオリジナルの資料として
まとめておくべき項目を示します。苦手な人が本当に多い医療統計の分野になります。
専門課程は基礎課程と違って調べないといけない事柄が無数に登場する訳ではなくて、
調べることが少し有りつつ、細かい知識の整理の方法を紹介していく感じになります。
専門分野6章で調べて暗記すべき項目
下記の表からオリジナルの資料をどのように作成すれば良いか?は基礎分野1章の記事
の冒頭で説明していますので参考にして下さい。6章は9個のカテゴリーが有ります。
統計は苦手な人が多く、できるだけ丁寧に詳しく記載します。認定試験の合格に必要な
深さの知識のみを効率良くまとめてオリジナル資料の作成方法により作製して下さい。
- 専門分野 6章 医療統計Ⅰ 統計理論
- 医療統計の用語
- 代表値・散布度
- 確率・確率分布
- 正規分布
- 相関
- 回帰直線
- 推測統計(母集団と標本)
- 推定
- 仮説検定
【注意】
表中の重要度は☆☆>☆>★★>★の順になります。表にある項目は基本的に全て身に
つけておくべきです。一問一答の問題集で勉強すべき内容をピックアップしています。
また表中に無い事柄でも☆マークの有無に関係無く認定試験で出題の可能性が有るので
専門課程は全て履修しておいて下さい。調べる回数が少なくて基礎課程よりは楽です。
章 | カテゴリー | 名称 | ICD-10 コード |
重要度 | 病態等の説明 |
---|---|---|---|---|---|
6 | 医療統計の用語 1 | 量的データ・連続データ・整数データ | 無し | ☆☆ | 年齢は整数データではなく連続データになることに注意しておく |
6 | 医療統計の用語 2 | 質的データ・名義データ・順序データ | 無し | ☆☆ | 質的データには年齢(連続データ)のような例外が特に無い |
6 | 医療統計の用語 3 | 血清アルブミン値・尿定性試験 | 無し | ☆ | 血清アルブミン値・尿定性試験の意味を調べておく |
6 | 医療統計の用語 4 | 度数分布表・相対度数 | 無し | ★ | 度数分布表・相対度数の意味を調べておく |
6 | 医療統計の用語 5 | 量的変数・ヒストグラム・階級 | 無し | ★ | ヒストグラム・階級の意味を調べておく |
6 | 代表値・散布度 6 | 正規分布・代表値・散布度・標準偏差 | 無し | ☆ | 正規分布・代表値・散布度・標準偏差の意味を調べておく
標準偏差は計算式を覚えなくて良い |
6 | 代表値・散布度 7 | 50%点(中央値)・25%点・75%点 | 無し | ☆ | 25%点・75%点の意味を調べて、50%点(中央値)の意味と求め方を調べておく |
6 | 代表値・散布度 9 | 散布度・四分位範囲・変動係数 | 無し | ☆ | 四分位範囲の意味を調べて、変動係数の意味と求め方を調べておく |
6 | 代表値・散布度 11 | 平均値・外れ値 | 無し | ☆ | 外れ値の意味を調べておく |
6 | 代表値・散布度 14 | 標準偏差・分散 | 無し | ☆ | 分散の意味を調べて、分散と標準偏差の関係を覚えておく |
6 | 代表値・散布度 15 | 標準偏差・平均 | 無し | ★ | 『±標準偏差で正規分布のばらつき具合いを表す。』と書き加えておく |
6 | 代表値・散布度 16 | 標準偏差・単位・分散 | 無し | ☆ | 元のデータと単位が同じなのは分散ではなく標準偏差であることに注意する |
6 | 相関 34 | 相関係数 | 無し | ☆☆ | 相関係数の意味を調べて、相関係数を求める計算式は調べなくて良い |
6 | 相関 36 | 相関係数・絶対値 | 無し | ☆ | 相関係数の意味を調べて、相関係数を求める計算式は調べなくて良い
絶対値の意味を知らなければ調べておく |
6 | 相関 38・39 | 散布図・相関係数 | 無し | ☆ | 『の直線上に並んでいる場合、』と書き加えておく |
6 | 回帰直線 44 | 回帰直線・直線的な関係 | 無し | ★ | 直線的な関係というのは要は一次関数の直線の式で表される関係で、回帰直線については難しく考えなくて良い |
6 | 回帰直線 45 | 回帰直線・X・Y | 無し | ☆☆ | X(説明変数・独立変数)とY(予測変数・目的変数・従属変数)の名称を書き加えて覚えておく |
6 | 推測統計(母集団と標本) 53 | 母平均(μ)・母分散(σ2)・母標準偏差(σ) | 無し | ★ | μ・σ2・σの記号は診療情報管理士の認定試験では出題されないので覚えなくて良い |
6 | 推定 58 | 信頼係数の高低・信頼区間の幅・はずれの可能性 | 無し | ★ | 信頼係数の高低・信頼区間の幅・はずれの可能性の相互の関係性を理解して覚えておく |
6 | 推定 60 | 非正規分布・25%点・50%点(中央値)・75%点・第1四分位数・第2四分位数・第3四分位数・四分位点・四分位数 | 無し | ★ | 非正規分布・25%点・50%点(中央値)・75%点・第1四分位数・第2四分位数・第3四分位数・四分位点・四分位数の意味を調べておく |
6 | 仮説検定 61 | 仮説検定(2群間の母平均の有意差検定)・帰無仮説・対立仮説・有意水準・P値・採択・棄却・保留 | 無し | ☆☆ | 仮説検定(2群間の母平均の有意差検定)・帰無仮説・対立仮説・有意水準・P値・採択・棄却・保留の意味を調べておく(仮説検定については計算問題は出ないが、用語の意味を理解しておかなければならず、一問一答の問題集中の説明の文章を読んだだけでは理解できないので公式テキスト2の説明を読んで理解しておく) |
6 | 仮説検定 62 | 帰無仮説(H0)・対立仮説(H1) | 無し | ★ | H0・H1の記号は意味が無いので覚えなくて良い |
6 | 仮説検定 64 | 2群の母平均の差の検定・母平均・母分散・Studentのt検定・Welchのt検定 | 無し | ★ | 母平均・母分散の意味を確認して、Studentのt検定・Welchのt検定の違いを理解して覚えておく(計算式は出題されないので覚える必要は無く、両者の検定の内容の違いだけを覚えておく) |
6 | 仮説検定 65 | 2群の母割合の差の検定・Pearsonのχ2乗検定・Fisherの正確検定 | 無し | ★ | 母割合の意味を調べて確認して、Pearsonのχ2乗検定・Fisherの正確検定の違いを理解して覚えておく(計算式は出題されないので覚える必要は無く、症例数による使い分け方に注目して両者の検定の内容の違いだけを覚えておく) |
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