診療情報管理士の保留合格者は不合格?卒留確定?衝撃の真相
毎年3月の認定試験の合格発表の日になると『あの、私は保留合格者の一覧のところに
名前があったのですが、これは正規の合格者ではなくて不合格ということなのでしょう
か?もう就活を始めているので不安しかなくて.. 』という趣旨の質問を多数頂きます。
そこで受験生の方達の不安を取り除く為に保留合格とは?について解説しておきます。
診療情報管理士の認定試験での保留合格者とは?
『診療情報管理士通信教育の受講生・修了生用サイト』で認定試験の合格発表について
アナウンスされているのですが、その中でしれっと『保留合格者』というキーワードが
使われています。そして『保留合格者』の定義についての説明が何も無く、それで読者
の方達から質問が殺到する事態になっています。まずその意味から紹介しておきます。
保留合格者は診療録管理士の認定試験での受験資格が関係しています。最初に結論から
申し上げておくと保留合格は不合格という意味ではなくて普通に合格扱いとなります。
通信教育講座を修了して受験した方達の場合
通信教育講座を修了された、いわゆる通教生の方達は保留合格とは全く関係無いです。
第18回認定試験の事例に沿ってお伝えします。専門課程の科目試験が2024年12月上旬
にあります。それ以前の2024年9月2日(月)~10月31日(木)に認定試験の申し込み
期間があります。その時点で専門課程の科目試験に合格する見込みである受講生の方達
は認定試験に申し込めます。但し、科目試験で1章でも不合格になると通信教育講座を
修了できなくなり、認定試験の受験資格が得られないことになります。その場合は科目
試験の後に認定試験の受験料の1万円を払い込めないことになります。大学の講義での
再履修みたいに2025年6月の科目試験を再受験して全章合格しないと修了できません。
通教生の方達の場合は受験資格が『一般社団法人日本病院会診療情報管理士通信教育を
修了した者』となり、基礎課程と専門課程の科目試験を全て合格(合格基準点は各章で
6割)しないと修了できません。修了しないと診療情報管理士の認定試験の受験資格が
得られないことになります。更に保留合格の制度とは何の関係もないことになります。
大学等の指定校を通して受験した方達の場合
通信教育講座の修了生とは別に、診療情報管理士の認定試験での受験資格は大学や専門
学校を卒業しても得られます。日本病院会様が指定する大学や専門学校の指定の学科で
指定の単位を修得して卒業することが受験資格です。その中で2025年3月に卒業見込み
の方達と、2026年3月までに卒業見込みの方達が含まれています。2025年3月に卒業を
する方達は2025年2月に認定試験を受験して合格ライン(合格基準点)を超えていて、
3月中に卒業証明書を日本病院会様に提出すれば認定試験の合格通知を送って頂けます。
でも単位が足りないとか、卒業試験に落ちたとか、卒論の審査に通らなかった等の事情
で2025年3月中に卒業証明書を提出できなくなったら認定試験の合否通知をもらえない
ことになります。一方で、2026年3月に卒業する見込みの方達が2025年2月に認定試験
を受験して合格ラインを超えられていれば保留合格者として通知を送って頂けることに
なります。保留合格は不合格という意味ではなく普通に合格なのですが、保留合格者の
方達がもし2026年3月までに卒業証明書を提出できなければ合否通知をもらえなくなり
診療情報管理士の認定登録と認定証の受け取りがまた1年延期されることになります。
つまり保留合格は指定校に在学している学生さんが認定試験に合格した場合の扱いで、
不合格や、正規の合格ではないという意味ではないです。指定校の3年生以上で在学中
に認定試験に合格できるような優秀な方達が留年等で卒業の延期はまずあり得ず、卒留
とも関係無いです。ただ受験資格が『指定校での指定学科の卒業』とされているので、
学校を卒業できなかったら、保留合格者になれたとしても認定証はもらえないのです。
日本病院会様のご配慮により、認定試験の合格発表と同時期に卒業する予定の指定校生
の方達だけでなく、合格発表の1年後に指定校を卒業する予定の在学生の方達にも受験
のチャンスが与えられていることから保留合格者という存在が生じたことになります。
但し受験資格はあくまで『指定校の卒業』で卒業証明書の提出が必要ということです。
保留合格者の方達がもし卒業証書を提出しなかったら保留合格ではない合格の合否通知
を日本病院会様から送って頂けないことになります。そして診療録管理士の認定登録が
できないことになり(認定登録料は3万円)、認定証を手にできないことになり、結局
診療情報管理士にはなれないことになってしまいます。その点だけ注意されて下さい。
まとめ
という訳で、こちらの記事では保留合格者の定義と合格の真偽、診療情報管理士の認定
登録と認定証の受け取り方法について詳解しました。医療事務関係の資格では珍しく、
他には類似の事例が無かった制度で取り上げてみました。読者の皆さんが疑問に感じて
質問をされてくるのも納得できました。日本病院会様が指定している大学や専門学校に
通学している学生さん達のみが関係する規定で通信教育講座の受講生の方達は関係無い
ので、誤解をされないで、気にしないで認定試験の受験勉強に専念して頂きたいです。
