診療情報管理士の認定試験の受験勉強での独自資料の作成方法
診療情報管理士の認定試験の受験勉強をして合格する為に当サイトはオリジナルの資料
の作成を推奨しています。その代わり、オンラインセミナーのような、基本的な知識の
説明を売りにしている別の教材は一切推していません。正直どんなものなのか?内容を
調べる価値すらないと考えているからです。弊サイトで提唱しているオリジナルの資料
は8種類あります。『資料の作製方法について具体的に教えて頂きたいのですが.. 』と
ご相談を読者の方達から多数頂き、良い機会ですのでしっかり説明をさせて頂きます。
- 模試問題の基礎分野の辞書用の資料
- 模試問題の基礎分野の暗記用の資料
- 模試問題の専門分野の辞書用の資料
- 模試問題の専門分野の暗記用の資料
- 一問一答の問題集の基礎分野の辞書用の資料
- 一問一答の問題集の基礎分野の暗記用の資料
- 一問一答の問題集の専門分野の辞書用の資料
- 一問一答の問題集の専門分野の暗記用の資料
目次
オリジナルの資料を作成する理由
診療情報管理士の認定試験に限らず資格試験の受験勉強をしていて過去問題や模試問題
と予想問題等を用いて演習する際には知らない用語の読み方や意味等を調べて理解して
必要な場合には覚えておかないといけません。診療録管理士の認定試験は知らない語句
にマーカーを引いて、付箋を付けたりして公式テキストをその都度見て読んで確認する
ようなやり方だと時間効率が悪過ぎます。そして分厚くて重いテキストは一般に通読用
ではなく辞書用として使うべきで、日常で持ち運びをして通読等をするのも現実的では
ありません。そこで模試問題や一問一答の問題集で知らない言葉について読み方や意味
と病態にICD-10のコードを調べて余白部分に書き込み、説明が長くなる項目はワード
のファイルに記録をして、その資料を辞書として利用する方法が最善と言えます。その
手間を惜しむといつまでも公式テキスト2冊をダラダラ読み続けなければいけなくなり
ます。当サイトで提唱しているオリジナルの資料は模試問題を解く時に必要になる知識
と、認定試験に出そうな関連知識を補完することが主な目的で受験勉強では必須です。
それから辞書用のオリジナルの資料を製作したら、模試問題を演習しながら過去に出た
知識や、今後出そうな知識をコンパクトにまとめて暗記用のオリジナルの資料を作って
日常の受験勉強で繰り返し読んで覚える作業が重要になります。例えば疾患の病態等は
説明が長くなり、内容の外観(イメージ)を一旦暗記したら何度も繰り返して読む必要
は無くなります。要は辞書用の資料から何度も繰り返して読んで覚えるべき事柄だけを
取り出してまとめたのが暗記用の資料になります。調べたりしながら編集して下さい。
模試問題の基礎分野の辞書用
模試問題の基礎課程で出てきた知らない用語の読み方や意味、病態、ICD-10のコード
等を全て調べて解説の余白部分に書き込むか、ワードのファイルに説明を記録して保存
することで資料を作成して下さい。そして演習を何周かしていると認定試験で出そうな
知識が徐々に分かってきます。出題されそうと思える項目は関連する周辺知識を含めて
まとめておいて下さい。診療情報管理士の認定試験に限らず、どんな資格試験でも過去
の問題で登場していない事柄が出される可能性が普通にあり、知識の拡充も大切です。
例えば認定試験の基礎分野では毎回ではないですが、ホルモンの設問がたまに1題出て
きます。そこで少し知識を広げて多めに調べてオリジナルの資料に入れておきました。
【例題】 ホルモンについて、正しい組み合せを1つ選びなさい
a. コルチゾール - 副腎髄質
b. インスリン - 腎臓
c. アルドステロン - 甲状腺
d. プロラクチン - 下垂体前葉
e. ソマトスタチン - 卵巣
【解説・解答】
a. コルチゾールは副腎髄質ではなく副腎皮質から分泌されるので誤り
b. インスリンは腎臓ではなく膵臓から分泌されるので誤り
c. アルドステロンは甲状腺ではなく副腎皮質から分泌されるので誤り
d. プロラクチンは下垂体前葉から分泌されるので正しい
e. ソマトスタチンは卵巣ではなく膵臓から分泌されるので誤り
正解は d.
このような模試問題を解いてみて、どこの臓器から何のホルモンが分泌されてそれぞれ
どのような働きをするのか?をまとめておく必要があると感じて資料に収録しました。
余談ですが、弊サイトで掲載している設問は全てオリジナルの例題になります。問題は
必ず著作権が介在していて既存の設問を転載することはできない事情をご理解下さい。
そして認定試験の1ヶ月前くらいになって上記の図を見てるだけだとホルモンを細かく
暗記するのがきついと感じて語呂合せ等の暗記本の本編と索引に書き込み覚えました。
この事例のように、模試問題を解いていて認定試験で出題されそうと感じられた知識は
積極的に調べてオリジナルの資料や語呂合せ等の暗記本に収録して身につけて下さい。
関係する周辺の知識は模試問題で演習しながら『これは出そう』と感じられた項目のみ
を拾うべきで、また受験勉強では無駄を省くことも肝要でバランスに注意して下さい。
模試問題の専門分野の辞書用
専門分野は医療現場で日常的に用いられている用語が沢山登場します。医療事務の仕事
をされている社会人の方達にとっては基礎分野と比較して調べる語句の個数が圧倒的に
少なくて楽です。模試問題で出題された知識や、出されそうと思える知識を基礎課程の
オリジナルの資料と同じ要領でまとめて下さい。辞書用は調べる用途のみに使います。
一問一答の基礎分野の辞書用
一問一答の問題集は穴埋めの形式で知識が説明されていて、その中で☆マークを含めて
認定試験で出題されそうな項目のみを抽出して模試問題の基礎課程と同じ要領で資料を
作製して下さい。但し、一問一答の問題集は公式テキスト1と比べて薄くコンパクトに
まとめてありますが、全ての事柄を調べて理解して暗記しようとすると認定試験で出題
されそうにない項目を含んでいて、その部分で時間と労力が無駄になってしまいます。
『知識の解説(基礎課程編)』と『知識の解説(専門課程編)』のみを調べて下さい。
一問一答の専門分野の辞書用
辞書用のオリジナルの資料は綺麗に文面を整えてまとめないで下さい。どこかに提出を
するものではなくて認定試験の受験勉強で自習する目的しかないからです。但し、用語
を調べる際には公式テキスト中の文言を先に拾って下さい。認定試験は公式テキストを
中心に出題される為で、載ってなければネット等で調べて下さい。もし最初からネット
で調べたりすると公式テキストに書かれてる言葉(キーワード)を使わないことで不利
になってしまいます。例えば疾患の病態を簡単に調べようとしてネットで調べて説明を
記録しておくと、認定試験の選択肢で使われているキーワードとズレが生じてしまい、
得点力が低下します。文章は綺麗にまとめる必要性は無くて分かり易く整えて下さい。
参考までに日本病院会様により認定試験の出題分野と出題基準は次のように規定されて
います。因みに『診療情報管理Ⅱ』の冊子は認定試験の受験勉強では不要になります。
- 基礎分野
- 公式テキスト1(診療情報管理士テキスト 診療情報管理Ⅰ 基礎・医学編)
と『診療情報管理Ⅱ 基礎・医学・医療用語編』及び診療情報管理士教育練習
問題(基礎・医学編)を中心に出題する - 専門分野
- 公式テキスト2(診療情報管理士テキスト 診療情報管理Ⅲ 専門課程編)と
診療情報管理士教育練習問題(専門課程編)を中心に出題する
模試問題の基礎分野の暗記用
模試問題の基礎分野の辞書用の資料から、繰り返し見て覚えておくべき事柄のみを抽出
してまとめて下さい。解説の余白部分に書き込める内容はそこに書いておいて下さい。
模試問題の専門分野の暗記用
専門分野は基礎分野と比べてオリジナルの資料を製作する作業が圧倒的に楽で、楽しく
感じられ易いです。逆に基礎課程のオリジナルの資料を完成させることができなければ
認定試験で初見の設問ばかりを相手にして合格ライン(合格基準点)を超えるのは困難
と言えます。時間と労力を基礎分野になるべく多く回せるよう手早くまとめて下さい。
一問一答の基礎分野の暗記用
オリジナルの資料の作成は専門課程より基礎課程の方が大変で、更に模試問題より一問
一答の問題集の方が情報量が多い為に負荷が大きいです。受験生の方達の労力の負担を
できるだけ減らす目的で当サイトでは一問一答の問題集の☆マークと、他に認定試験で
出題されそうな項目のみを『知識の解説』のところで整理していて参考にして下さい。
一問一答の専門分野の暗記用
模試問題と一問一答の問題集は認定試験の出題傾向にピントを完全に合せてあることで
素晴らしい教材です。でも受講生の方達にとって知らない語句の読み方や意味、病態、
ICD-10のコード等が細かく説明はされてないです。そこは読者の方達が公式テキスト
を中心に調べて理解して覚えて乗り超えなければいけません。時期的な目安としては、
認定試験の2ヶ月前の時点で8個のオリジナルの資料が全て完成していて、あとは演習
と暗記を残り時間で繰り返して最終調整をする状況になれていれば安全なペースです。
弊サイトで配信しているコンテンツにより認定試験の対策方法は全て可視化されました
ので、その内容に従って受験勉強を実行して最後までやり抜ければ必ず合格できます。
