医療事務最難関の公的資格レセ認歯科の実技と学科で必要な教材
診療報酬請求事務能力認定試験(歯科)(レセ認)は受験勉強の情報がとにかく少なく
どの教材を使えば良いのか?すらも最初は分かりませんでした。色々と調べながら試行
錯誤を繰り返し『これだけ用意して徹底的にやり込めば誰でも合格を目指せる』という
教材を確定させました。レセ認の歯科では他の教材を用いる選択肢はあり得ないです。
尚、当サイトでご紹介する勉強方法は『このやり方をすれば誰でも確実に合格できる』
と保証するメソッドではございませんので、その点はどうか誤解をされないで下さい。
歯科の試験で必要な教材
診療報酬請求事務能力認定試験(歯科)の受験勉強では、いわゆる資格の学校や出版社
等が参入していず、教材を用意することから苦労させられます。それは全国の受験者数
が2~3桁しかいない為です。いつも4桁は受験する医科のテストと比べると市場規模が
極端に小さく、ビジネスチャンスが少ないのでどこの企業様もスルーしている訳です。
過去問題
資格試験では一般に『過去問の内容を分析してから演習を何度も繰り返す』のが王道の
勉強方法で、それはどんな資格でも基本的には同じです。しかし歯科の試験では市場の
規模があまりにも小さい為に過去問題集すら市販されていません。そこでどうするか?
ですが、株式会社社会保険研究所様が発行する社会保険旬報という専門誌に、資格試験
がある度に問題と解説が後日掲載されています。でもこの冊子1冊には、例えば歯科の
56回の学科試験のみしか載ってなかったりします。またこの機関誌のバックナンバー
を個別に購入すると送料込みで1冊当たり1500円程したりします。当方が2022.8.21号
を試しに取り寄せてみたら1冊の料金が1078円(税込)で送料が440円(税込)、全体
で1518円(税込)でした。しかしこの冊子には56回の歯科の学科試験しか記載されて
いず、受験生としては実技試験の問題と解説が一緒になければ全く意味がありません。
本来なら購入の手続きをする前に気づくべき事案なのですが、当方の不注意から事前に
しっかりと確認をしないで購入してしまって到着後に大変後悔する羽目になりました。
そんな大失敗の経験を経て、ネットで色々と調べていて、特に歯科の試験では国立国会
図書館のサイトから遠隔複写のサービスを申し込んで学科と実技の過去問を取り寄せる
しかないと分かりました。因みにいくらかかったか?ですが、56回の医科の実技試験を
含めて歯科の15回分(41回~56回(52回以外))の学科と実技の過去問を取り寄せて
- 医科 56回 実技試験(1回分)
- 歯科 41~56回(52回を除く) 学科試験・実技試験(30回分)
複写を依頼したのは上記の31箇所で、B4サイズで131+38+24=193枚分でした。これ
は国立国会図書館の東京本館と関西館へ3回に分けて遠隔複写を申し込みました。何故、
1回で取り寄せられなかったのか?と言うと、人気がある資料である為に1人の利用者が
館内での閲覧や遠隔複写のサービスを利用していると他の人はその資料を使えず、半月
程度待たされたりします。そして利用できるようになったら、また遠隔複写のサービス
を申し込まないといけなくて、全部で31箇所の過去問を手に入れるのに3回も遠隔複写
の申し込みをする必要がありました。B4サイズの見開きのページをコピーするのに1枚
25円で、その他に発送する毎に発送事務手数料と消費税に送料がかかります。つまり、
郵送する回数を少なくできる程、より経済的であることになります。できるだけ1~2回
で済ませられるように工夫をしてみて下さい。それで全体のコストがどうなったか?は
以下のようになりました。それと小さいことですが、ネット銀行の口座から指定口座へ
振り込みをすると振込手数料を無料にできて、無駄なコストを節約できて便利でした。
また現住所に近い東京本館から取り寄せた方が、関西館からよりも送料が安くなる?と
考えてサービスを申し込んだのですが、発送先は利用者が選べないようになってます。
- B4 131枚分 関西館から発送 4587円(税込)
- B4 24枚分 東京本館から発送 1285円(税込)
- B4 38枚分 関西館から発送 1830円(税込)
- 全体 B4 193枚分 4587+1285+1830=7702円(税込)
過去問だけで7700円と言われると『高い!!』と思えるかもですが、これは医科の56回の
実技と、歯科の15回分の学科と実技の過去問で、合計31冊の社会保険旬報のバックナン
バーからコピーをして取り寄せてます。つまり31個の過去問題で7702円(税込)なので
1個では7702÷31≒248円(税込)です。社会保険旬報を購入すると1冊1518円(税込)
もする為に遠隔複写のサービスで取り寄せるとかなり経済的になることが理解できます。
簡単に言えば、歯科の1回分の過去問の問題と解説が248×2=496円(税込)で手に入る
ことになり、医科の過去問題集よりは確かに高額になりますが、歯科の試験はこの方法
で過去問を購入するしかないと言えます。という訳で、まずは国立国会図書館のサイト
で 新規利用者登録 をして下さい。これをしないと遠隔複写のサービスを利用できない
です。注意事項が沢山書かれてますが、本人確認書類等は不要で簡単に登録できます。
その後 文献検索のページ で『56回 診療報酬請求事務能力認定試験 歯科』とか入力して
必要である過去問題を遠隔複写のサービスで取り寄せる為の申し込みを済ませて下さい。
試しに『56回 診療報酬請求事務能力認定試験 歯科』と検索用のフォームに入力をすると
のように第56回の診療報酬請求事務能力認定試験(歯科)の学科と実技の記事がヒット
して、次にログインした状態で青色になってる個々の記事のタイトルをクリックすると
遠隔複写の申し込みボタンが現れるので東京本館と関西館の自宅から近い方をクリック
してから遠隔複写のボタンを押して下さい。近い方で申し込むと送料が安くなります。
但し、上記したように東京本館の方をクリックして遠隔複写のサービスを申し込んでも
何故か?関西館から発送になったりします。発送元は選べないので注意をして下さい。
例えば試験の直前で混み合っていると、上記の画面で東京本館と関西館の両方が利用中に
なっていて、この文献をすぐに取り寄せられないとなってたりするので注意して下さい。
遠隔複写の申し込みボタンを押すと『申込カートに追加』のボタンが現れますので押して
下さい。この時に遠隔複写で取り寄せる記事のタイトルを間違わないようにして下さい。
『申込カートに追加』のボタンを押すと『追加が完了した』という表示が出てきますので
遠隔複写のサービスで取り寄せる全ての文献を同じ手順で申込カートに追加して下さい。
追加した後に『申込手続に進む(申込カートへ)』をクリックすると遠隔複写のサービス
に申し込みをした社会保険旬報の記事がどれなのか?を一覧にした状態で確認できます。
検索をかけて申込カートに追加した文献に間違いが無ければ、次に『申込手続に進む』の
ボタンを押して下さい。特に試験の実施の回数や、学科と実技の区別に注意して下さい。
『申込手続に進む』のボタンを押すと『遠隔複写申込手続』の画面が現れますので住所と
メールアドレスに電話番号を確認して、それから使用目的の□内をクリックして下さい。
その後『注意事項に同意して申込内容の確認へ』のボタンを押して下さい。そうしてから
最終の確認の画面上で問題が無ければ『この内容で申し込む』のボタンを押して下さい。
以上で過去問題の取り寄せが完了したことになります。当方は地方の都市部に在住で、
離島なので発送の準備をするのに2~3日、発送をしてから届くまでに4~5日はかかり
大体1週間程度で過去問が手に入りました。ここで問題になるのは、歯科の過去問題は
誰しもが国立国会図書館のサイトで遠隔複写のサービスを利用しようとすることです。
過去問題集が市販されてないからです。その為に試験の数ヶ月前になると他の受験生が
申し込もうとして、東京本館と関西館で過去問が掲載されている社会保険旬報のバック
ナンバーがいつも利用中になっていて遠隔複写のサービスを申し込めない状態になって
たりします。当方はとても困って国立国会図書館に問い合せましたが、混んでる場合は
必要な資料の情報を遠隔複写のサービスの申込カートに先に入れておいて辛抱強く毎日
チェックして、利用中の表示が消えて利用できる状態に変わるのを待って申し込むしか
ないです。また遠隔複写のサービスを事前に予約することはシステム上できないです。
従って受験する方はとにかく早めに、そして地道に確認をしながら申し込んで下さい。
余談ですが、歯科のテストが約2ヶ月後に迫ってきていて、それでも『2週間後でないと
利用できない』とか表示されていて最初は焦ってしまいました。それで国立国会図書館
の職員さんに問い合せてみたら、人気がある資料の遠隔複写のサービスは混雑するので
チャンスを待って申し込むしかないと教えられました。早めに申し込む方が良いです。
また当サイトへ質問やご相談とご要望等で何かお問い合せをされたい場合には、下記の
専用のフォームからいつでもお気軽にご連絡を頂けますよう、宜しくお願い致します。