診療情報管理士の認定試験の受験勉強で専門課程12章の暗記項目
『医療の資格』の一問一答の問題集の専門分野の12章で調べてオリジナルの資料として
まとめておく項目を示します。ICD-10の分類体系(全体の構造)の話題が出てきます。
専門課程は基礎課程と違って調べないといけない事柄が無数に登場する訳ではなくて、
調べることが少し有りつつ、細かい知識の整理の方法を紹介していく感じになります。
専門分野12章で調べて暗記すべき項目
下記の表からオリジナルの資料をどのように作成すれば良いか?は基礎分野1章の記事
の冒頭で説明していますので参考にして下さい。12章は2個のカテゴリーが有ります。
ICD-10の分類体系(全体構造)(分類法以外)を学びます。認定試験の合格に必要な
深さの知識のみを効率良くまとめてオリジナル資料の作成方法により作製して下さい。
- 専門分野 12章 国際統計分類Ⅱ(分類法を除く)
- ICDの基本
- ICD各章の体系
【注意】
表中の重要度は☆☆>☆>★★>★の順になります。表にある項目は基本的に全て身に
つけておくべきです。一問一答の問題集で勉強すべき内容をピックアップしています。
また表中に無い事柄でも☆マークの有無に関係無く認定試験で出題の可能性が有るので
専門課程は全て履修しておいて下さい。調べる回数が少なくて基礎課程よりは楽です。
章 | カテゴリー | 名称 | ICD-10 コード |
重要度 | 病態等の説明 |
---|---|---|---|---|---|
12 | ICDの基本 1 | コーディング・主医療行為・主傷病名・侵襲性・コード | 無し | ☆ | 侵襲性の意味を調べておく |
12 | ICDの基本 2 | 国際疾病分類・統計分類・医学用語集 | 無し | ☆ | ICD-10の正式名称を調べて書き込んでおく |
12 | ICDの基本 6 | 複数病態分類・退院時要約(サマリー) | 無し | ☆ | 退院時要約(サマリー)問題は診療情報管理士の認定試験で毎回専門分野の最後に1題のみ出題されて、慣れていないと知らない用語が多数あって非常に難しく感じるが、攻略方法は実は簡単なのでしっかり演習しておく |
12 | ICDの基本 7 | 複合病態分類・退院時要約(サマリー) | 無し | ☆ | 複数病態分類・複合病態分類の違いを理解して覚えておく
退院時要約(サマリー)問題は診療情報管理士の認定試験で毎回専門分野の最後に1題のみ出題されて、慣れていないと知らない用語が多数あって非常に難しく感じるが、攻略方法は実は簡単なのでしっかり演習しておく |
12 | ICDの基本 9 | 疾病統計・剣印(†)・星印(*)・一次情報・二次情報 | 無し | ☆ | 一次情報・二次情報の意味を調べておく |
12 | ICDの基本 12 | 二重分類・剣印星印システム・任意の追加コード | 無し | ★ | 任意の追加コードで情報を補う方法の内容は知らなくて良いが、方法が存在することを覚えておく |
12 | ICDの基本 24 | 主要病態の選択ルール3個・主傷病名の選択ルール3個・入院の契機・医療資源・退院時要約(サマリー) | 無し | ☆☆ | 主要病態の選択ルール3個・主傷病名の選択ルール3個を対比させながらセットで覚えておく
主要病態の再選択ルール(MBルール)は無駄を省いて必要な部分のみを覚えておく 退院時要約(サマリー)問題は診療情報管理士の認定試験で毎回専門分野の最後に1題のみ出題されて、慣れていないと知らない用語が多数あって非常に難しく感じるが、攻略方法は実は簡単なのでしっかり演習しておく |
12 | ICDの基本 25 | コーディング支援ソフトウェア・ミスコーディング | 無し | ☆ | 『診療情報管理士(HIM)等の診療記録管理者による表示されたコードの確認が』と書き加えておく |
12 | ICD各章の体系 26 | 2013年版の改正・急性腎不全・慢性腎臓病・胃ポリープ・腸ポリープ・大腸ポリープ・結腸ポリープ・痔核 | 急性腎不全・慢性腎臓病・胃ポリープ・腸ポリープ・大腸ポリープ・結腸ポリープのICD-10のコードを調べて、痔核の病態とICD-10のコードを調べておく
胃ポリープと腸ポリープ以外のポリープは『2章c』のままである 『病期別分類(ステージ1~5)』と書き加えておく |
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12 | ICD各章の体系 28 | インフルエンザ・急性呼吸器感染症 | ☆☆ | インフルエンザ・急性呼吸器感染症のICD-10のコードを調べておく | |
12 | ICD各章の体系 29 | B95-B99・主要病態・疾患の病原体・補助/追加コード | 無し | ☆ | 『B95-B98 細菌、ウイルス及びその他の病原体』及び『B99 その他の感染症』と書き加えておく |
12 | ICD各章の体系 32 | 糖尿病・1型糖尿病・2型糖尿病・昏睡・ケトアシドーシス | ☆☆ | 1型糖尿病・2型糖尿病の病態を調べて、昏睡のICD-10のコードを調べて、ケトアシドーシスの病態とICD-10のコードを調べておく
『.7(多発合併症を伴う)』と書き加えて覚えておく |
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12 | ICD各章の体系 33 | 5章(F00-F99)(精神及び行動の障害)・コーダー | 無し | ☆ | 『コーダーは診療情報管理士(HIM)等の診療記録管理者のこと』と書き加えておく(但し、民間資格で配置基準が明確に存在しない為に診療記録管理者は診療情報管理士(HIM)の有資格者とは限らないことを併せて覚えておく) |
12 | ICD各章の体系 36・37 | 直接産科的死亡・間接産科的死亡 | 直接産科的死亡(O00-O92)・間接産科的死亡(O95-O99) | ☆ | 直接産科的死亡・間接産科的死亡の意味を調べておく |
12 | ICD各章の体系 40 | 母側「分娩の結果」Z37.-・子側「出生児・出生の場所」Z38.- | 無し | ☆ | 『Z37.-とZ38.-の選択で迷う問題は新生児が産まれた場所の表記が有ったらZ38.-で、無ければZ37.-と判断すれば良い』と覚えておく |
12 | ICD各章の体系 43 | 新生児の分類・体重・週数 | 無し | ★ | 『新生児の分類』と書き加えておく |
12 | ICD各章の体系 44 | 先天性の代謝障害・17章Q00-Q99(先天奇形・変形・染色体異常)・4章E00-E90(内分泌・栄養・代謝) | 無し | ☆ | 17章Q00-Q99(先天奇形・変形・染色体異常)・4章E00-E90(内分泌・栄養・代謝)と書き加えておく |
12 | ICD各章の体系 45 | 19章S00-T98(損傷・中毒・その他の外因の影響)・5桁目細分類項目・損傷・骨折・閉鎖性0・開放性1 | 無し | ☆ | 19章S00-T98(損傷・中毒・その他の外因の影響)と書き加えておく
開放性の損傷・骨折の意味を調べておく |
12 | ICD各章の体系 46 | 骨粗しょう症・骨腫瘍・病的骨折 | ☆ | 骨腫瘍・病的骨折のICD-10のコードを調べて、骨粗しょう症の病態とICD-10のコードを調べておく | |
12 | ICD各章の体系 48 | 20章V01-Y98(外因)・細分類項目・発生場所コード(4桁目)・活動コード(5桁目) | 無し | ☆ | 20章V01-Y98(外因)と書き加えておく
ICD-10の中間分類項目の覚え方を参照して発生場所コード(4桁目)・活動コード(5桁目)の内容を選べるように覚えておく |
12 | ICD各章の体系 49 | 21章Z00-Z99(要因・サービス)・国際比較のコード・原死因のコード | 無し | ☆ | 21章Z00-Z99(要因・サービス)と書き加えておく
原死因は認定試験の専門分野で毎回2題ずつ出題されるので一般原則・選択ルール・修正ルールの意味を調べて理解してからしっかり演習をしておく |
12 | ICD各章の体系 50 | 死因統計・原死因の分類・活動コード(5桁目) | 無し | ★ | 活動コード(5桁目)と書き加えておく
原死因は認定試験の専門分野で毎回2題ずつ出題されるので一般原則・選択ルール・修正ルールの意味を調べて理解してからしっかり演習をしておく |
