診療報酬請求事務能力認定試験の医科より歯科の資格を選んだ理由
ここからは個人的な事情や考え方等を交えて診療報酬請求事務能力認定試験(歯科)の
資格について語っていく感じの記事になります。受験勉強や試験の当日の行動について
知っておくべき重要なネタ等も織り交ぜながら綴っていきます。ご自身で活かしたいと
感じたことはご利用下さい。最初は医科でなく歯科の資格を選んだ理由をお話します。
医科ではなくて歯科の資格を選んだ理由
正確にはレセ認の医科の資格を諦めて歯科の方を選んだ訳ではないです。当方の場合は
最終的に診療情報管理士を取得する目標を持っていて、それは通信教育課程で2年間の
時間がかかります。その過程でカルテとレセプトの扱いもついでに身につけておこうと
思い立ち、まずは先に診療報酬請求事務能力認定試験(歯科)を取ろうと考えました。
理由1 歯科は範囲が狭くて簡単だから
歯科では口腔内科や口腔外科で例えば口腔がんや顎関節症、睡眠時無呼吸症候群、三叉
神経痛、歯根嚢胞、帯状疱疹等の様々な疾患を対象として診療を行なっています。でも
診療報酬請求事務能力認定試験(歯科)での出題範囲は口腔内の色々な疾病は扱わずに
歯に関する傷病だけになります。例えば以下のような用語がカルテ中には出てきます。
- う蝕症(虫歯) C ←レセプトでの略称
- 歯肉炎 G
- 歯周炎 P
- 根尖性歯周炎 Per
- 歯髄炎 Pul
- 口内炎 Stom
- 欠損歯(欠如歯) MT
- 破損(破折) ハセツ
- 象牙質知覚過敏症 Hys
- ブリッジ Br
- 総義歯 FD
- 局部義歯 PD
つまり診療報酬請求事務能力認定試験(歯科)(レセ認)の場合は出される範囲が医科
と比べて非常に狭いという特徴がまずあります。従って勉強する量が少なくなり、準備
をとてもし易くなり、問題で出題される歯牙の病気を網羅して勉強しておくことが容易
で、歯科で医療事務の仕事に就く可能性もあり、先に簡単な方を取ろうと考えました。
ただ参考までに、もし読者の方達が歯科の医療事務で就業をする予定が全く無いようで
あれば、就職や転職の活動等で活かせないことになるので取得しても意味が無いです。
でも世の中は広くて、例えば様々な医療関係の資格を取ることをコレクションみたいな
感じで趣味にしてる方達もいらして、受験勉強の動機は人それぞれで問題無いですが。
理由2 医科の受験前に練習になるから
診療報酬請求事務能力認定試験(歯科)の受験勉強を始める前にはカルテとレセプトに
関して全く何も知りませんでした。その時点で出題範囲が広く、大変な入院のレセプト
もあって難しい医科の資格を先に取るよりも、診療録と診療報酬明細書の扱いの練習を
兼ねて歯科の方を優先して取ろうと考えました。そしてその頃は歯科の医療事務の仕事
に就く可能性も柔軟に考えていて資格を取ることが決して無駄にはならないからという
考え方もありました。従って医科を諦めたのではなくて後回しにしたということです。
理由3 将来的に必要な資格であるから
診療情報管理士を最終目標として、その前に診療報酬請求事務能力認定試験(レセ認)
の歯科と医科を両方取ろうと考えました。カルテやレセプトの扱いは診療情報の管理と
職種が違います。でも例えば医事課でカルテやレセプトの管理、それに医療文書の作成
補助等の業務を経験させてもらい、将来的には各種の診療情報管理の業務を広く担える
ようになりたいとの希望がありました。それで当方の場合は見識を広げておく為に診療
報酬請求事務能力認定試験の医科と歯科の資格をついでに取っておくことにしました。
資格を取ろうかと考えていた当時はまだ医科と歯科のどちらに就くのか?が明確に決定
してなかったので、転職活動等でより有利になれるようにレセ認は両方を志しました。
診療報酬請求事務能力認定試験(歯科)の資格は年に2回テストがあって、全国で2桁の
受験者数しか毎回いなくて激レアな存在です。当方は資格を取る為の受験勉強が好きな
面もあって(資格マニアではないですが)『どうせなら歯科も一緒に取って自身の土俵
をより広げておくのも悪くないかな』と考えたことが発端で、些細な思いつきでした。