診療情報管理士の認定試験でホルモンを完璧に暗記できる方法
診療情報管理士の認定試験でホルモンは毎回ではないですが、1題ずつ出題されてきま
したので必要な情報を暗記しておく必要があります。『医療の資格』の模試問題と一問
一答の問題集での説明だけでは知識を完全に身につけられません。情報を補完しながら
何をどのように覚えておくべきなのか?を解説しておきますので参考にされて下さい。
認定試験で暗記しておくべきホルモン
診療情報管理士の認定試験の受験勉強で暗記しておくべきホルモンは上図のようになり
ます。その他に肝臓や膵臓等と関係してもう少し登場しますが、模試問題や一問一答の
問題集等で出てきた時にその都度覚えて下さい。ホルモンは名前と作用、どこから分泌
されるか?を身につけて下さい。その他に設問中で別の項目がもし在ったら、関連する
周辺の知識を含めてケアをしておいて下さい。ホルモンは暗記用のオリジナルの資料に
収録していましたが、図を繰り返し見ているだけではなかなか覚えられません。そこで
語呂合せ等の暗記本の索引と本編の余白部分を活用して下さい。具体的には索引の余白
部分に覚えたい項目を書いて、その答えが書いてあるページ数(任意に決める)を横に
書いておき、それに対応する内容を本編の該当のページに書いておきます。当該冊子を
繰り返し見る際にその索引と本編の部分を一緒にチェックして記憶していって下さい。
【例】
『甲状腺で分泌されるホルモン3つ P50』と索引の余白に書いておき、50ページに
『甲状腺で分泌されるホルモン3つ サイロキシン(チロキシン)F-T4・トリヨード
サイロニン(トリヨードチロニン)F-T3・カルシトニン』と書き、索引のその箇所を
見る度に当該ページの下の余白部分のホルモンを全て言えるか?チェックして下さい。
語呂合せ等の暗記本はポケットサイズで小さくて持ち運びし易いので仕事等をしていて
スキマ時間がちょっと有る場面でパラパラ見たりすることで繰り返し暗記して下さい。
問題(暗記したい項目) | 記載してあるページ | 問題の正解 |
---|---|---|
甲状腺で分泌されるホルモン3つ | 50 | サイロキシン(チロキシン)F-T4・トリヨードサイロニン(トリヨードチロニン)F-T3・カルシトニン |
精巣(睾丸)で分泌されるホルモン1つ | 60 | テストステロン |
膵臓で分泌されるホルモン3つ | 10 | インスリン(血糖値を下げる)・グルカゴン(血糖値を上げる)・ソマトスタチン |
卵巣で分泌されるホルモン2つ | 20 | エストロゲン(卵胞(らんぽう)ホルモン)・プロゲステロン(黄体ホルモン) |
腎臓で分泌されるホルモン3つ | 30 | エリスロポエチン(サイトカイン)・レニン・活性型ビタミンD |
副甲状腺で分泌されるホルモン1つ | 11 | 副甲状腺ホルモンPTH(カルシウムの再吸収を促進して腎臓に作用する) |
副腎皮質で分泌されるホルモン3つ | 32 | DHEA(デヒドロエピアンドロステロン(エストロゲン(卵胞ホルモン)とアンドロゲン(男性ホルモン)の前駆物質))・アルドステロン(腎臓でのNaの再吸収を促進)・コルチゾール(血糖上昇・抗炎症作用)
コルチゾールは第18回(2025年)認定試験で実際に出題されました |
副腎髄質で分泌されるホルモン3つ | 61 | アドレナリン(プロスタグランジン)・ノルアドレナリン・ドーパミン |
脳下垂体後葉で分泌されるホルモン2つ | 40 | 抗利尿ホルモン(バソプレシン)ADH(腎臓での水の再吸収を促進)・オキシトシン(幸せホルモン)
幸せ3大ホルモンはオキシトシン・セロトニン・ドーパミン |
脳下垂体前葉で分泌されるホルモン7つ | 48(P48に予め4つ記載されている) | 成長ホルモンGH・甲状腺刺激ホルモンTSH・卵胞刺激ホルモンFSH・副腎皮質刺激ホルモンACTH・プロラクチンPRL(乳汁分泌ホルモン)・性腺刺激ホルモンGn・黄体形成ホルモンLH(Gnの一種) |
