医療事務レセ認歯科資格試験で直前にやるべき追い込みのメニュー
読者の方達から『レセ認の歯科の資格試験で直前期の追い込みのメニューはどうすれば
良いのでしょうか?』というご相談を沢山頂きましたのでお答えしておきます。但し、
こちらの記事での直前期とは本番の試験の2週間前から当日までの期間を意味していて
誤解されないようにして下さい。最も効果的で時間効率の良い調整方法を紹介します。
直前期の追い込みメニュー
実技試験と学科試験で時間を計りながら過去問題を速く正確に解く練習をするのは実は
直前期ではなくて、2週間前になるまでの期間の中で日々の受験勉強ですべきことです。
直前期には過去問題の演習にプラスして全体の知識のおさらいと強化を意識して毎日の
メニューに組み込んでいくべきです。演習と暗記の時間の比率は任意に決めて下さい。
実技試験での最終調整
実技試験はレセプトを実際に書いてないと書けなくなります。今時、歯科の臨床の現場
で手書きの診療報酬明細書はどこの診療所や病院でも見かけないでしょう。あまり意味
が無いように感じられる所為ですが、レセ認(歯科)の実技試験の受験対策では書いて
ないと書く時の感覚が失われてしまいます。そして書く際に注意しないといけない記憶
が忘却によって消されていってしまいます。従って、過去問題を解いてレセプトを書く
演習は一定のペースで続けないと危険です。具体的には1回分の3問を1日に書くと丁度
良い分量です。慣れてくれば診療報酬明細書を3枚書いて、回答の答え合せまで含めて
1時間前後ですぐに終えられるようになれます。演習の際には当サイトで紹介している
実技の算定パターンのまとめ資料を参照しながら解答を書いていって下さい。その資料
は試験会場にも持ち込んで当日見ることができます。そして演習でレセプトを3枚書き
終えたら、実技試験で今までに出題されてきた難しい算定のパターンを資料を見ながら
おさらいして覚えていって下さい。それとレセプトの算定項目の計算方法のまとめ資料
も最終確認の意味で『どこに何が書いてあるのか?』を覚える目的で何度か繰り返して
見ておいて下さい。余談ですが、日常で実技試験の演習を一生懸命やっていても、この
資料を見返してみると、意外にまだ出題されてなくて知らない算定項目がけっこうある
ことに驚かされたりします。そのあまり知らない算定項目が本番でしれっと出されたり
する可能性がレセ認(歯科)の試験では普通にあり得ます。従って最終調整として2つ
の資料の確認を怠らないで下さい。以上の3つのタスクで実技試験は追い込めてしまい
ます。更にその資料のどこに何が書いてあるのか?を大体知っておかないと瞬時に対応
できないので一緒に作成した資料の索引も何度か見ておいて覚えるようにして下さい。
逆に実技試験では直前期の追い込みメニューとして他にやるべき作業は無いです。余計
なことはしないで、余った時間は学科試験の最終調整に惜しみなく注ぎ込んで下さい。
学科試験での最終調整
学科試験は実技試験よりも直前期の追い込みのメニューが複雑で分量が多いです。まず
過去問題を毎日40題くらい解いて解説を確認する演習の作業を続けて下さい。実技試験
と同じで、問題を自身で解く時の感覚や勘と知識を鈍らせないようにする為です。また
例えば実技試験の演習でレセプトを1日に3枚書くことはそれ程負担ではないのですが、
学科試験の演習で20題を一気に解くことはきついです。体力的に辛い所為になります。
でも本番では20問を余裕で解けないといけない訳で、その負荷に負けないように体力と
精神力の面で訓練してないとダメで、それで多めに40題とかを解いてほしいです。その
他に以下の4個のオリジナル資料を網羅的に何度も見返して慣れておいて下さい。注意
してほしいのは個々の資料のキーワードや数値を細かく暗記するのではなくて、レセ認
は教材の持ち込みが可能なので『どこに何が書いてあるか?』を覚えておくことです。
例えばレセ認(歯科)の資格試験の1週間前になったらもう学科試験の過去問題を自力
で解いて答え合せをする演習の作業はやめて過去問題の問題文をざっと60~80題程度
読んで見直しておくと効果的です。解いて解説の確認までしてると、どうしても1日に
回せる問題数が少なくなります。もうこの時点では各問題の問題文すら覚えてしまって
いて、設問文を読めば強い既視感と共に正誤の判断が瞬時にできるレベルになってると
仮定をしてのことです。過去問題は10回分であってもけっこうな分量になるので問題文
を読むだけの作業に切り換えて、1日に多くの設問をざっとおさらいしておいて下さい。
その作業と同時に上記の4つの資料の読み込みを時間が許す限り貪欲に継続して下さい。
最後に
レセ認(歯科)の資格試験用のコンテンツを一覧で紹介する目次のページで『この試験
は情報が全く無く、真っ暗闇の中で孤独に戦わないといけなくて非常に厳しい世界線の
環境になる』と書きました。でも実際には当サイトで紹介している受験勉強のやり方を
全て乗り超えて最終調整の作業を最後までやり抜ければ必ずや合格はできると編集部の
担当者一同は確信してます。実際にこれまで多数の合格者を輩出してきました。しかし
レセ認(医科)と比べて情報が少ないのは事実で、模試や予想問題と合格体験記が無く
不安や怖さと焦りを感じ易い面があります。そんな中で間違っていない方法で最後まで
受験勉強をやり抜くには相応の覚悟と決意が必要で、だから故意に厳しい書き方をしま
した。当サイトをご覧の読者の方達におかれましては学生さんでも社会人さんでも何度
も受験を繰り返しているような状況にはなってほしくないからです。頑張って下さい。