医療事務最難関の公的資格レセ認歯科で便利な点数表と療担規則
診療報酬請求事務能力認定試験(歯科)(レセ認)の受験勉強で用いる教材の診療報酬
点数表について補足の情報を記載して、療養担当規則の必要性についても説明します。
WEB版の診療報酬点数表
歯科の診療報酬点数表はあまり知られてませんが、冊子版の他にWEB版が存在します。
WEB版は日本歯科医師会様が不定期で更新をして(1)~(4)の4ページで構成されて
います。最新の診療報酬点数が赤字で書かれていて受験勉強で活用し易くて便利です。
但し、この資料は『社会保険歯科診療報酬点数早見表 令和○年』のキーワードで検索
をしてご自身でその都度探して頂かなければなりません。因みに当方が2022年12月に
第57回の試験を受験しようとして勉強していた際は以下の2つのPDFファイルをダウン
ロードできました。(1)と(2)のページは上のPDFファイルから、(3)と(4)は
下のPDFファイルから ネットプリントのサービス を利用して印刷しました。それから
ゲージパンチで穴を開けてA4サイズのリングファイルに閉じて使ってました。過去問題
を解きながら診療点数を手軽に調べたりできるのでこの早見表は持っていると便利です。
因みに58回の診療報酬請求事務能力認定試験(歯科)の実技試験では以下の2つのPDF
ファイルの内容から出題されることになります。情報の鮮度に常に注意をして下さい。
ゲージパンチは1台買っておけばずっと使える文房具なので、まだお持ちでない方達は
良い機会ですのでお求め下さい。受験勉強をする時にはどうしても必要なツールです。
WEB版の診療報酬点数表は特定のサイトで常にダウンロードできればとても便利ですが
世の中はそう甘くはなくて、ご自身で検索をかけて最新の点数の早見表を探して下さい。
またWEB版の診療報酬点数早見表は書籍版よりもどうしても情報量がコンパクトです。
過去問題の演習をする際は冊子版の最新の歯科診療報酬点数表を必ず用意して下さい。
余談ですが、例えば令和4年は4月や5月と7月に10月の4回も診療報酬点数が改正されて
いて、この試験では算定点数を常にチェックすべき情報戦になるという覚悟が必要です。
療養担当規則(療担規則)
『療養担当規則を診療報酬請求事務能力認定試験(歯科)(レセ認)の受験勉強で使用
した方が良い』との意見がありましたので一応書いておきます。まず知らない方達の為
に説明しておくと、療養担当規則とは健康保険法で定められた『保険医療機関及び保険
医療担当規則』が正式な名称であるルールのことです。保険医療を担当する医療機関が
守るべき規則について全部で24条の構成で決められています。略称は『療担規則』とも
呼ばれます。療養担当規則は具体的には学科試験の選択肢中で出題されます。療担規則
の条文がそのまま一つの選択肢になっていて正誤を判断させる問題もあります。従って
療養担当規則を受験勉強の際によく読み込んでおけば学科試験を解く時に確かに有利に
なれます。しかし療担規則はいわゆる法律の条文なので硬い表現の文章で読むのが苦痛
になり易いです。また療養担当規則の条文を読んで覚えておくのではなくて、過去問で
実際に出題されてきた選択肢の内容をしっかりと覚えておけば、それで得点できます。
つまり当サイトでは療担規則の読み込みと暗記は特に推奨をしない結論になりました。
勿論、読者の方達が読みたければ、適当に検索をかけて探して頂けば自由にお読み頂け
ます。でも長文の法律の条文を読んで覚える作業はきついし、あまり効果が無いです。
そんな苦行よりも学科試験の過去問題を10年分チェックして繰り返し出てくる選択肢
の内容を記憶して、選択肢の取捨選択(切り方)に慣れておく方が高得点を望めます。
どんな資格であっても、試験の対策の本質は『出るところだけを、出される形のまま、
身につけておく』ことですので、療養担当規則の暗記は当サイトではお勧めしません。